越後屋・三井呉服店時代
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1673年 - 伊勢商人・三井家の三井高利が江戸本町一丁目(現在の日本銀行辺り)に、呉服店「越後屋」を開業(間口9尺の小さな借り店舗)。 1683年 - 大火にあい、本町から駿河町に移転し、両替店(現在の三井住友銀行)を併置。 1691年 - 大坂・高麗橋一丁目に越後屋大阪店と両替店を開設。 1837年 - 大塩平八郎の乱で大坂店が襲撃され全焼。 1872年 - 三井大元方(三井家全事業の統括機関)から分離して、新たに名目上の一家「三越家」名義で経営。三井得右衛門が三越得右衛門と改姓。大隈重信、渋沢栄一、井上馨らから呉服店の分離を迫られ、三越家の設立。 1875年 - 大坂店が規模を縮小し高麗橋三丁目に移転。 1888年 - 駿河町に「三越洋服店」開店。 1893年9月7日 - 越後屋を「合名会社三井呉服店」に改組。 1894年 - 大阪店が高麗橋二丁目堺筋角に復帰。 1895年 - 三井高堅が社長に就任。益田孝が相談役に就任。高橋義雄が理事に就任。大元方の監督下入りし、経営の大改革に着手。11月には土蔵造り2階の大広間を打ち抜き陳列場として帳場座売りを廃止。 1900年 - 座売りを全廃。階下の座売場も陳列場となり全館開場。開店から客が流れ込み午前10時には表戸を閉切りにする程の盛況。女子社員の採用開始。
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