越中八尾温泉とは? わかりやすく解説

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越中八尾温泉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/22 14:09 UTC 版)

日本の温泉地 |名称 = 越中八尾温泉 |画像 = |コメント = |所在地 = 富山県富山市八尾町高熊 | 緯度度 = | 緯度分 = | 緯度秒 = | 経度度 = |経度分 = | 経度秒 = |交通アクセス = |泉 |泉温 = |湧出量 = |pH = |液性の分類 = |浸透圧の分類 = |宿泊施設数 = |総収容人員数 = |年間浴客数 = |統計年度 = |外部リンク = |特記事項 = }} 越中八尾温泉(えっちゅうやつおおんせん)は、富山県富山市八尾町高熊にかつて存在していた温泉(塩化物泉[1])。

概要

1852年嘉永5年)または1855年安政元年)の夏、富山藩前田利保下の茗温泉へ湯泊に向かう途中、休憩地の高熊で鳥屋に湧き出る清水を村人から差し出した清水を飲んだことから、この水を山吹の清水と命名した[2]

1878年明治11年)、八尾町西町の老尼が高隅観音のお告げを信じて山吹の清水を飲用したところ、聞こえなくなっていた耳が全快したのをきっかけに開湯を望む声が高まり、1880年(明治13年)、高熊鉱泉として開湯[3]。名称は所在地の地名からとられた[2]

1974年昭和49年)、角間地区をボーリングすると、温泉が湧出。1977年には、宿でもボーリングを行い、地下1,000mで42.6℃の湯脈に出合った。これを機に近代的ホテルが新築されることになり[3]1977年(昭和52年)10月1日に『おわら観光ホテル』としてオープンした。旧高熊鉱泉を買収し、同年春に旧館の一部を取り壊して、鉄筋コンクリート造り地下1階、地上3階建て、延床面積1,960m2の新館を新築した。工費は2億7千万円[4]。裏山の観音滝の真下に露天風呂が設置され(石は県外産で最大で15t)、予約客に対してはおわら保存会が出張して越中おわら節を上演していた[3]

後に『おわら観光リゾートホテル』に改称し、2002年平成14年)に旧社の事業を引き継ぐ形で会員制ホテルとして設立するが、2013年(平成25年)6月4日までに富山地方裁判所に民事再生法の適用を申請。負債総額は数億円であった[5]

現在は1軒宿の『おわらビューホテル』のみが存在するが、温泉施設は存在しない。

脚注

  1. ^ 越中八尾温泉(日本温泉協会、2022年9月6日閲覧)
  2. ^ a b 『富山いで湯風土記』(1989年9月1日、岡田正二著、北日本新聞社出版部発行)193頁。
  3. ^ a b c 『富山いで湯風土記』(1989年9月1日、岡田正二著、北日本新聞社出版部発行)194頁。
  4. ^ 『北日本新聞』1977年9月30日付朝刊16面『八尾温泉 あすオープン 常時、おわら節を披露』より。
  5. ^ 『北日本新聞』2012年6月5日付32面『民事再生を申請 おわら観光リゾート』より。





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