赤座警部の全国自立就職センター案件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 15:10 UTC 版)
「引き出し屋」の記事における「赤座警部の全国自立就職センター案件」の解説
2019年12月26日、赤座孝明が代表を務める「赤座警部の全国自立就職センター」を名乗る引き出し屋によって自宅から強制的に連れ出され、行動の自由を制限されたり、実態のない支援で多額の契約料を支払わされたとして、30代女性とその母親が東京都内の業者に対して契約不履行や慰謝料など計1727万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地方裁判所は運営元の株式会社エリクシルアーツと代表者らに対して約505万円の支払いを命じる判決を言い渡した。女性は引きこもりではなかったが家族間の諍いがきっかけで、母親が自立支援を謳う同社と契約を結び、社会復帰や職業訓練支援を受けられるという名目で3ヶ月分の費用・約570万円を支払った。2015年9月、女性が一人暮らしをするマンションに同社職員ら8人が訪れ、玄関のドアチェーンをバールで破壊し、女性を車に乗せて業者の運営する施設に無理やり連れて行った。女性は自力で逃げ出すまでの約3ヶ月間、殴る蹴るなどの暴行を受けたほか、現金や携帯電話も取り上げられ、夜間も施設前の路上で職員が監視するなど、軟禁された。女性はPTSDを発症したが、密室の出来事だったため証拠に乏しいことから女性本人に対する慰謝料は低額に抑えられた。 これは引き出し屋に関する初の判決である。
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