資源プロジェクト「サウスガスユーティライゼーションプロジェクト」とは? わかりやすく解説

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資源プロジェクト「サウス・ガス・ユーティライゼーション・プロジェクト」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 05:13 UTC 版)

日本とイラクの関係」の記事における「資源プロジェクト「サウス・ガス・ユーティライゼーション・プロジェクト」」の解説

三菱商事イラク石油省(アラビア語版、英語版)とロイヤル・ダッチ・シェル完全子会社サウス・ガス・カンパニー(South Gas Company、以下SGC)と協力して立ち上げた、バスラ・ガス・カンパニー(Basrah Gas Company、以下BGC)による南部ガス回収・有効利用プロジェクト「サウス・ガス・ユーティライゼーション・プロジェクト」(South Gas Utilization Project)は、商社イラク進出重要な例として挙げられる。このプロジェクトは、原油生産随伴して産出される日量7億立方フィートもの膨大な天然ガス資源日本天然ガス総需要の約7%に相当)が有効活用されないままフレアー燃焼処理)されてしまっているのを、回収、有効利用することを狙いとするものである。まず2008年9月ロイヤル・ダッチ・シェルイラク石油省との間で同省傘下のサウス・ガス・カンパニーと共にプロジェクト推進する合弁会社設立する旨の覚書を交わすことから始まり2009年8月には、同プロジェクト三菱商事参画し、三菱商事BGC株式5%を取得する合意締結した2011年11月15日に同合意イラク政府閣議承認得たことでBGC正式に発足、その出資比率は、SGC51%、シェル44%、三菱商事が5%となった加えて同月中、独立行政法人日本貿易保険NEXI)が三菱商事出資に対してイラクの非常危険」を対象とした海外投資保険引き受けている。2013年5月、約1年半渡った事業化調査終えBGCイラク南部三つ油田(ルメイラ、ズバイルアラビア語版、英語版)およびウェストクルナフェーズ1)から随伴産出されるガス全量回収精製分離して発電用ガス・液化石油ガス・コンデンセートを生産する事業操業開始された。原油価格暴落という一点除けばプロジェクトは順調で、2016年2月BGCのサイモン・ダマン・ウィレムス社長 (Simon Daman Willems, Managing Director) は「当社は現在、毎日6億立方フィート上のガス処理しており、向こう数年で更に処理能力成長させて行こうという野心的な目標持っている。」と語り2015年12月日産2200トンだったLPG生産量が、2016年1月には日産3300トン上昇したことを付言した。

※この「資源プロジェクト「サウス・ガス・ユーティライゼーション・プロジェクト」」の解説は、「日本とイラクの関係」の解説の一部です。
「資源プロジェクト「サウス・ガス・ユーティライゼーション・プロジェクト」」を含む「日本とイラクの関係」の記事については、「日本とイラクの関係」の概要を参照ください。

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