資源への権利の信念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/25 22:02 UTC 版)
ゼロサム思考のもう1つの至近因は、個人またはその社会集団に資源への正当な取り分があるとの信念である。極端な場合では特定の個人が資源を全て占有できるという信念になり、他人がその資源を得た場合はその個人の損となる。より極端でない場合でも個人またはその社会集団が上位であり、取り分も他人よりも多くなるべきという信念になる。例えば、ゼロサムの団体間競争は社会的支配志向性(英語版)のSDO-7スケールにおける支配に関する下位尺度に関連付けられており、この志向性自体がゼロサム的な世界観とされる(「人類の存在をゼロサムであるとみる」)。一夫一婦制における個人は合意に基づく非一夫一婦制における関係をゼロサムとみており、これは恋愛関係において個人はパートナーの愛への権利があるという信念に基づく可能性がある。
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