譲渡後の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 03:48 UTC 版)
「名鉄モ770形電車 (2代)」の記事における「譲渡後の状況」の解説
岐阜での路線が廃止された2005年(平成17年)に福井鉄道へ譲渡された。 車両は4編成とも搬出前に、名鉄岐阜工場において内外装変更と機器類の改装を施された。 外装は塗装変更など若干の変更に留まったが、機器類は福井鉄道に特化して改良された。福井鉄道では従来の高床式高速電車並みの高速性能を確保する必要があることから弱め界磁率を変更し、運転台の主幹制御器も変更している。パンタグラフはシングルアーム式に換装し、同時に偶数車のパンタグラフを撤去して奇数車のみ搭載とした。ATSや列車無線装置についても、名鉄式から福井鉄道仕様に交換している。制動装置は従来通りSME(非常管付三管式直通空気制動)のままである。 改装終了後、2005年(平成17年)9月末から10月初めにかけて旧美濃町線のモ800形、モ880形とともに陸路で搬出され、翌2006年(平成18年)4月1日より、正式に運用に就いた。 2016年3月27日から福井鉄道とえちぜん鉄道三国芦原線の相互直通運転が開始され、F1000形と共に直通運転列車に使用されたが、定員数が少ないため、後に、F1000形全4編成が直通対応となったため直通運用から離脱し、2017年12月現在は福武線内の運用に就いている。
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