警報類・防災情報との対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 15:27 UTC 版)
「防災気象情報」の記事における「警報類・防災情報との対応」の解説
災害から身を守るための情報は、重大性が低い方から順に以下のような位置づけになっている。 警戒レベル1 (翌日までに警報級の可能性〈早期注意情報〉が[高]または[中]) 警戒レベル2 注意報( 黄〈危険度分布:注意〉)災害が起こる恐れがある。土砂災害・洪水・高潮においては、自治体は情報収集を開始し、住民は情報に注意しつつ屋外の点検や防災用品の確認、避難経路・避難先の確認を行う段階。 警戒レベル3相当 警報( 赤〈危険度分布:警戒〉)重大な災害が起こる恐れがある。土砂災害・洪水・高潮においては、自治体が高齢者等避難(高潮においてはこの段階から避難が困難になり始めることから警戒レベル4相当の避難指示も)を発令する目安で、高齢者等(災害時要援護者)は即座に危険な場所からの避難を開始し、それ以外の人も避難の準備をして場合によっては避難を開始する段階。 警戒レベル4相当 土砂災害警戒情報( 紫〈危険度分布:非常に危険= 薄い紫/極めて危険= 濃い紫〉)警報発表期間中に災害の恐れが高まっている。自治体が避難指示を発令する目安で、高齢者等は既に避難を完了し、一般の人も即座に危険な場所からの避難を開始、または極力避難を終えている状態にする段階。 はん濫危険情報( 紫)河川のはん濫がいつ起きてもおかしくない段階。自治体が避難指示を発令する目安で、高齢者等は既に避難を完了し、一般の人も即座に危険な場所からの避難を開始、または極力避難を終えている状態にする段階。 顕著な大雨に関する情報大雨による災害発生の危険度が急激に高まり(警戒レベル4相当以上)、線状の降水帯により非常に激しい雨が同じ場所で降り続いている状況で発表される。 警戒レベル5相当 大雨特別警報( 黒)重大な災害の危険性が著しく高まっている段階。既に避難している人も最大限の警戒をし、命を守る最善の行動をとる。 はん濫発生情報( 黒)河川のはん濫が既に発生している段階。既に避難している人も最大限の警戒をし、命を守る最善の行動をとる。 緊急安全確保災害の発生が切迫した状態、もしくは災害が実際に発生していることを把握した場合に可能な範囲で発令し、住民に命を守る最善の行動を求める。 防災気象情報と警戒レベルとの対応警戒レベルとるべき行動気象庁情報市町村対応大雨 (土砂災害)河川 (浸水)2021年5月20日から2021年5月19日まで5 すでに災害が発生または切迫命の危険、直ちに安全確保。 大雨特別警報 氾濫発生情報 緊急安全確保必ず発令される情報ではない 災害発生情報 ⇩ ここまでに必ず避難 ⇩ 4 全員避難。 土砂災害警戒情報・高潮特別警報・高潮警報 氾濫危険情報 避難指示避難勧告 *廃止第4次防災体制(災害対策本部設置) 避難指示(緊急)避難勧告 3 高齢者は避難。避難に時間を要する人(障がいのある方、乳幼児等)と支援者含む。 大雨警報・洪水警報・注意報(高潮警報に切り替える可能性が高い) 氾濫警戒警報 高齢者等避難第3次防災体制(避難指示の発令を判断できる体制) 避難準備高齢者等避難開始 2 避難行動の確認。 大雨注意報・洪水注意報・高潮注意報 氾濫注意情報 大雨・洪水高潮警報 第2次防災体制(高齢者等避難の発令を判断できる体制)第1次防災体制(連絡要員の配置) 大雨・洪水高潮警報 1 最新情報に注意。 早期注意情報(警報級の可能性) ― 早期注意情報.mw-parser-output .legend{page-break-inside:avoid;break-inside:avoid-column}.mw-parser-output .legend-color{display:inline-block;min-width:1.5em;height:1.5em;margin:1px 0;text-align:center;border:1px solid black;background-color:transparent;color:black}.mw-parser-output .legend-text{} 職員の連絡体制の確認 早期注意情報
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