読書離れと年齢層
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/09 07:17 UTC 版)
1980年(昭和55年)より年1回行われている読売新聞の読書週間世論調査によると、1990年代(平成2年-平成11年)後半以降、月に1 - 3冊読んだ人を1冊も読まなかった人が上回るようになり、無読率は50%前後を推移している。とくに50代以上の各年齢層では過半数が読書をしていない。 一方、20代の読書離れも指摘されている。学生層の読書量減少は顕著で、1985年(昭和60年)に1割だった無読率は2005年(平成17年)には4割弱へ増加し、また月4冊以上読んだ学生は4割から2割へ減ったという。一方、後述する全国学校図書館協議会では、青少年層向けの活字媒体(ライトノベルや良質な児童文学・ベストセラー小説)の流行により若者の活字媒体への関心は増加し、読書量も増大していると見ており、読売新聞の調査とは相反している。 1947年(昭和22年)に始まった毎日新聞の読書世論調査によれば、2002年(平成14年)に調査開始以来最高となる59%の書籍読書率を記録し、雑誌読書率も84%に達した。なお2003年(平成15年)の調査では雑誌読書率が急落している。
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