詰めの捜査・起訴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:12 UTC 版)
「広島タクシー運転手連続殺人事件」の記事における「詰めの捜査・起訴」の解説
遺体遺棄現場がいずれも直径35 km以内に点在していたため、捜査本部は「Hはプロのタクシー運転手として土地勘を利用し、人目に付きにくい場所を選んで遺体を遺棄した」と推測したほか、加害者Hから取り調べの結果「C・D事件は金銭関係のトラブルが動機で、B事件についても金が動機だった」との供述を得た。特に被害者DについてHは「殺害後に財布から現金を奪った」などと自供したため、捜査本部は強盗容疑でも立件すべく捜査を進め、その裏付けのためDが持っていたバッグの発見を急いだ。 その一方で加害者Hは「被害者4人とも首を絞めて殺害した」と供述したが、遺棄直後に発見された被害者Dを除き遺体は白骨化・腐敗しており死因が特定できなかったため、捜査本部は供述を裏付けるため凶器の特定捜査・所持品捜索を続けた。また被害者から奪った金額は合計しても24万円程度だったことに加え、「若い女性(A・B)が多額の現金を持っていることは考えにくい」ため、捜査本部は「新天地の公園付近にいた被害者2人をいたずら目的で誘った後、トラブルが起きた可能性がある」と推測して動機を精査した。その後、広島地検は以下のように被告人Hを強盗殺人・死体遺棄罪で広島地方裁判所へ起訴した。 D事件 - 10月12日 C事件 - 11月5日 B事件 - 11月27日 A事件 - 12月24日
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