詰みの周辺における強さ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 03:22 UTC 版)
「コンピュータ将棋」の記事における「詰みの周辺における強さ」の解説
任意の局面における『詰み』の有無を判定する作業は、単純な情報処理能力が力を発揮する分野であり、コンピュータは人間をはるかに超える計算力により、容易に詰みを発見することが可能になっている。 詰将棋の分野では、ほぼ全ての局面においてコンピュータは早々にトップ棋士の解図力を上回った。可能な王手と玉方の応手をすべて検索するコンピュータならではの方法論により、人間を凌駕する実力を備えている。詰将棋の創作にあたって、コンピュータを使用して作品の完全性を検証することは、すでに常識となっている。谷川浩司は「詰将棋は自分でも作るんですけども,完成したものをコンピュータにかけるんですよ。(中略)それこそ,かなり複雑な,1年くらいかけて作った詰将棋でも,コンピュータにかけると1秒で解かれるわけです。その詰将棋がちゃんと出来てるって証明にはなるんですけども,ちょっと切ない気分にはなりますよね……(苦笑)」と述べている。 手数が最長の詰将棋である「ミクロコスモス」すら、解答に成功した詰将棋プログラムが報告されている(ミクロコスモス (将棋)#ミクロコスモスと脊尾詰を参照)。 また、コンピュータによる詰将棋の創作も試みられている。
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