試合ごとのポイントの算出方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 16:56 UTC 版)
「FIFAランキング」の記事における「試合ごとのポイントの算出方法」の解説
試合結果により対象国に加算/減算されるポイントは下記の計算式によって算出される。1試合の結果によるポイントの増減はマイナス50~プラス60の範囲内である。 試合の重要度係数 (A) × (試合の結果係数(B) - 試合の期待結果係数(C) ) ただし、W杯や大陸選手権の本大会の決勝トーナメントの試合に関してはポイントの加算のみ行い、減算は行わない。 試合の重要度係数 (A) 対象試合で加算/減算されるポイント数の最大値を表す。例えば各大陸選手権(AFCアジアカップ、アフリカネイションズカップ、 コパ・アメリカ、CONCACAFゴールドカップ、OFCネイションズカップ、UEFA欧州選手権)本大会の1次リーグの場合、1試合の結果によるポイントの増減はマイナス35~プラス35の範囲内となる。 5:国際Aマッチデー以外の親善試合(EAFF E-1フットボールチャンピオンシップ(旧東アジアカップ)など国際Aマッチデー以外に行う小地域選手権もこれに含まれる) 10:国際Aマッチデーの親善試合(国際Aマッチデーに行う小地域選手権があれば、これに含まれる) 15:各ネーションズリーグ(例:UEFAネーションズリーグ)のグループステージ 25:各大陸選手権予選とFIFAワールドカップ各大陸予選、各ネーションズリーグのファイナルフォー(最終リーグ)とプレーオフ 35:各大陸選手権本大会(所属大陸以外の大会への招待参加の場合も含む)の準々決勝以前の全試合 40:各大陸選手権本大会準々決勝以降の試合(準々決勝、準決勝、3位決定戦、決勝)、FIFAコンフェデレーションズカップの全試合 50:FIFAワールドカップ本大会準々決勝以前の全試合 60:FIFAワールドカップ本大会準々決勝以降の試合(準々決勝、準決勝、3位決定戦、決勝) 試合の結果係数(B) 勝ち:1 PK戦による勝ち:0.75 引き分け・PK戦による負け:0.5 負け:0 試合の期待結果係数(C) 1 ÷ (10^(D÷600) + 1) ※ D=(対象国の対戦相手の試合前のポイント) - (対象国の試合前のポイント)この係数は1未満の正数になる。対戦相手との力関係を数値化したもので、対象国と比べて対戦相手のランクが上である(ポイントが高い)ほど0(負け)に近く、対戦相手のランクが下である(ポイントが低い)ほど1(勝ち)に近い数値になる。対象国の期待結果係数と対戦相手の期待結果係数は足すと1になり、対戦相手が同順位の場合は双方0.5になる。 例:対戦相手の試合前のポイントが361ポイント高い場合の期待結果係数:約0.2 対戦相手の試合前のポイントが220ポイント高い場合の期待結果係数:約0.3 対戦相手の試合前のポイントが105ポイント高い場合の期待結果係数:約0.4 対戦相手の試合前のポイントが105ポイント低い場合の期待結果係数:約0.6 上記の計算式とルールにより算出される試合ごとのポイントの主な特徴は以下の通り。 ・試合に勝つか、対象国よりランキングが上位の国に引き分ける(PK戦による負けも含む)とポイントが加算される ・試合に負けるか、対象国よりランキングが下位の国に引き分けるとポイントが減算される(W杯や大陸選手権の本大会の決勝トーナメントの場合は減算されず、ポイントは0) ・対象国より試合前のポイントが287ポイント以上低い国にPK戦で勝ってもポイントは減算される(W杯や大陸選手権の本大会の決勝トーナメントの場合は減算されず、ポイントは0) ・対象国とランキングが同順位の国と引き分ける(PK戦による負けも含む)とポイントは0 ・減算されるポイント数は、対戦相手に加算されるポイント数と同じになる(PK戦の場合は除く) ・計算方法の特性上、ノックアウトステージでは必然的にポイントはインフレする。
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