設立からノリタケリビングへによる吸収まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2008/12/30 06:31 UTC 版)
「ノリタケ」の記事における「設立からノリタケリビングへによる吸収まで」の解説
1967年10月18日に名古屋店を新築すると、翌年には本部機能を旧・日東陶器商会のあった東京から名古屋に移管した。以降は日本陶器(後にノリタケカンパニーリミテドに改称)やグループ各社の国内向け食器販売の総代理店として卸販売と直営店の運営を行なった。 販売店の組織化については、1961年に約450社の取引先からなる「日東会」を結成していたが、これを1969年に「ノリタケ会」と改称した。さらに1971年には協力度の高い専門店を選んで「ノリタケDG(ダイアモンド&ゴールド)会」を組織し、これを優遇する方針を打ち出している。 これらの会員への具体的な支援としては、店舗の改装に際してデザイナーを派遣したり、特別商品や販促品の提供、優秀店への表彰などを行なっていた。 また、百貨店での販売については同業他社との差別化を図るため、ノリタケカンパニーリミテドと大倉陶園の商品だけで売り場の一画を占めて展示する「ショップ・イン・ショップ」と呼ばれる方法を導入した。これはロイヤルコペンハーゲンなど海外の高級食器メーカーと同じ手法で、1986年の伊勢丹・新宿本店での導入が1例目となった。 一方、個人向けの直営店の運営では、1973年12月にノリタケカンパニーリミテドの厚木ガラス工場の敷地内に1号店を開店したのを皮切りに、同社の工場に隣接するノリタケショップを次々開いていった。1976年9月には名古屋の本社工場店、1978年11月に愛知県津島市の神守工場店、同年12月に愛知県西加茂郡の三好工場店が開設されている。また、これらの直販事業のため1980年12月にノリタケマーチャンダイジング株式会社(現・ノリタケテーブルウェア)が設立された。 1980年代に入るとノリタケグループの再編が進み、1984年に業務用食器のホテル・レストラン向け部門がノリタケカンパニーリミテドの食器事業本部に移管された。1987年にはノリタケカンパニーリミテドが三好物流センターを開設し、ノリタケの名古屋店の倉庫機能なども統合された。在庫管理の一元化などを目的として2000年4月1日に株式会社ノリタケは株式会社ノリタケリビングに吸収され消滅した。合併後の社名は「株式会社ノリタケ」だったが、翌年株式会社ノリタケテーブルウェアと改称して現在に至る。
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