計画経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 01:02 UTC 版)
直接のきっかけは上記の英独海軍協定であるが、ドイツ海軍は1932年にはワシントン海軍軍縮条約に準じた35,000トン戦艦として検討をはじめた。その後、ヒトラーの政権奪取、ロンドン条約の動向、英仏との関係などの国際情勢に合わせて構想を変化させていき、設計は1935年に完了した。ビスマルク建造については1935年11月16日に契約された。 建造費用はビスマルクが1億9860万ライヒスマルク、ティルピッツが1億8160万ライヒスマルクであり、この価格はシャルンホルスト級の12〜13%の増加で済んだ。 想定された戦場はバルト海や北海であり、視界が利かないことを重視し近距離戦闘を主眼に置いたと考えられている。一方、ドイツ海軍が1940年に作成した内部資料ではこれと異なる設計思想が詳述されている。それについては、「防御」の項で述べる。
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