観測についての時系列
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 05:33 UTC 版)
「スニヤエフ・ゼルドビッチ効果」の記事における「観測についての時系列」の解説
1983年:Cambridge Radio Astronomy Group と Owens Valley Radio Observatory の研究者が、銀河団の中から最初にSZ効果を検出。 1993年:マラード電波天文台のライル望遠鏡が、銀河団のSZ効果の恒常観測を開始。 2003年:WMAP衛星が全天のCMBマップを作成。SZ効果の限定的な検知能力をもつ。 2005年:アークミニット・マイクロケルビン・イメージャー (Arcminute Microkelvin Imager ; AMI ; 電波干渉計; マラード電波天文台) とスニヤエフ・ゼルドビッチ・アレイ (Sunyaev-Zel'dovich Array ; SZA ; 電波干渉計) が、SZ効果を使って、高い赤方偏移を受けた銀河団の観測を開始。 2007年:南極点望遠鏡 (South Pole Telescope : SPT ; 電波望遠鏡) が2007年2月16日にファーストライト。同年3月から科学観測開始。 2007年:アタカマ宇宙論望遠鏡 (Atacama Cosmology Telescope : ACT ; 電波望遠鏡) が6月8日にファーストライト。銀河団のSZ効果のサーベイを開始。 2008年:南極点望遠鏡がSZ効果による最初の銀河団を発見。 2009年:欧州宇宙機関の人工衛星プランクが5月14日に打ち上げられ、7月に太陽 - 地球のL2ラグランジュ点に到達。8月13日からマイクロ波による全天サーベイを開始。 2010年:プランク、2月14日から2回目の全天サーベイを開始。 2012年:ACTがキネティックSZ効果の最初の検出(統計的手法)。 2012年:カルテクサブミリ波天文台 (Caltech Submillimeter Observatory: CSO) の巨大銀河団 MACS J0717.5+3745 の観測において、キネマティック SZ 効果の最初の検出。 2016年:アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計 (ALMA) のモリタアレイ (アタカマ・コンパクト・アレイ、ACA) が、48億光年先の銀河団 RX J1347.5-1145 の観測から、史上最高解像度でSZ効果を検出した。
※この「観測についての時系列」の解説は、「スニヤエフ・ゼルドビッチ効果」の解説の一部です。
「観測についての時系列」を含む「スニヤエフ・ゼルドビッチ効果」の記事については、「スニヤエフ・ゼルドビッチ効果」の概要を参照ください。
- 観測についての時系列のページへのリンク