衝撃対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 14:30 UTC 版)
通常、動力機械にしろ電子機器にしろ、直接的な衝撃に対する耐性はそんなに強くはない。そういった機能部品自体の強度を上げることも重要であるが、より根本的な対策として、機器をすっぽり覆ってしまうようなバリアを設けることが有効である。そして、筐体が持つ機能の中で最も普遍的なものの一つとして、このバリアとしての機能がある。 打撃や落下に対して、衝撃による機能部品のダメージを和らげるためには、その衝撃をダイレクトに機能部品が受けるよりは、その外側の堅牢な構造が直接の衝撃を吸収緩和するようにした方が簡単である。特に衝撃や振動に弱い部品が使われている場合や、対衝撃耐性をおおきく取りたい場合には、筐体と内部構造の間を剛結合することを避け、保護する部品の間にゴムなどで緩衝材料によって結合することによって、対外的な振動などを吸収し内部保護を行う。 また、筐体の一部を意図的に弱く作り、その部分が破壊されることによって衝撃を吸収するような構造をとる場合もある。
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