衝撃式(インペラ式およびジェット式)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/28 09:32 UTC 版)
「籾すり機」の記事における「衝撃式(インペラ式およびジェット式)」の解説
インペラ式 高速で回転する羽根車(はねぐるま、インペラ:英語でimpellerというのがその由来)によって繰り出された籾が壁面に衝突した衝撃力を利用して籾殻を除去する方式である。機械の構造は、ゴムロール式よりも簡単にできる。衝突時の影響で玄米の粒子が粉砕され、胴割米が発生するのを抑えるために、衝突面にウレタン樹脂を張ってある。ロール式籾摺り機に比べ、インペラ式は刈り取った直後の高水分の籾でも90%近く脱稃できる。 ジェット式 この方式も衝撃式の一種であるが、上述のインペラ式をさらに改良したものと見なすことができる。より高品質な玄米の仕上がりを確保するため、一部の農業機械メーカーによって近年開発された比較的新しい方式である。他の方式に比べて機械の稼働音が相当静かであるという特徴から、作業環境の改善にもつながる。
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