衝突時の影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 09:24 UTC 版)
「(367943) 2012 DA14」の記事における「衝突時の影響」の解説
2013年の接近前の2012 DA14の衝突リスク評価は直径を45 m、質量を13万 tと推定して見積もられていた。トリノスケールは0、パレルモスケールは最大で-3.67である。仮に地球に衝突した場合、大気圏への突入速度は12.72 km/sで、生じる運動エネルギーはTNT換算で2.4メガトンになり、高度約10.1 kmで爆発を起こしてTNT換算で2.1メガトンもの威力を持つエアバーストが生じると推定されている。アメリカ航空宇宙局(NASA)はこの規模の小惑星が仮に衝突した場合、東京都の面積の半分に当たる1,200 km2が吹き飛ぶと試算している。この規模の小惑星が2013年の時ほど接近する頻度は40年に1度程度、衝突する頻度は1,200年に1度であるとされている。しかし、仮に衝突したとしても、衝突地点は南極地域であると推され、海に落ちて津波が発生してもそれほど大きくはならないと考えられていた。
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