衝突後の出来事
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 18:40 UTC 版)
「銀河系とアンドロメダ銀河の衝突合体」の記事における「衝突後の出来事」の解説
銀河系とアンドロメダ銀河の衝突により、クェーサーが形成されると考えられている。クェーサーがアンドロメダ銀河の中心にできれば地球からも見え、1万光年も離れているにも関わらず、満月程度の明るさになる。降着円盤は見ることはできず、大気の変動のため、瞬きするように見える。しかし、クェーサーが銀河系の中心にできれば、地球と銀河核との間の塵のために見ることはできない。アンドロメダ銀河の中心にあるブラックホールは銀河系の中心にあるものよりも大きいため、アンドロメダ銀河の中心にできたクェーサーの方が明るくなる。 2つの渦巻銀河が衝突すると、ディスクに含まれる水素が圧縮され、触角銀河で見られるような強い星形成領域が形成される。銀河系とアンドロメダ銀河の衝突の場合、どちらの銀河のディスクにもガスがほとんど残らないと考えられ、そのため前述のようなスターバーストは、クェーサーを形成しうる程ではあるが、比較的弱いと考えられている。
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