衛星諸元
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 05:11 UTC 版)
衛星のサイズは1m × 1m × 4m(展開後:1m × 約7m × 4m)、重さは 335kg 。高度約 950 × 1,150kmの地球周回楕円軌道上から観測を行う。観測対象を紫外線領域を中心とした理由としては、これまでの惑星探査機の観測結果によれば、対象となる惑星の下層大気を観測するにあたり、UV領域における反射が観測できるという点である(マリナー探査機による金星探査などによる)。このことによって、金星などの惑星における大気運動観測や大気成分分析が精密に行えることになる。 開発費は数十億円程度の見込みで、研究段階においては無人宇宙実験システム研究開発機構(USEF)の小型地球観測衛星のASNAROシリーズと共同で研究が行われており、この結果、両シリーズ共にNEC製の標準衛星バス「NEXTAR」が採用されている。 運用条件 (概要)衛星寿命1年以上 軌道・姿勢低軌道・三軸制御 指向精度±1.5分角(STTのみ)/±5秒角(スリットカメラ併用) 姿勢安定度±5秒角/120秒 内惑星観測条件太陽からの角度が±10度以上時 観測装置 (概要)望遠鏡EUV(極端紫外線) 機器2台のカメラ (EUV分光計, 視野ガイドカメラ) 重量80 kg 以下 電力200 W データレート0.1 GB/日(最大) 視野10-30" × 4'
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