衛星製造と打ち上げ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/17 17:02 UTC 版)
「SES アストラ」の記事における「衛星製造と打ち上げ」の解説
SES アストラの運用する人工衛星の設計は、ボーイング衛星システム(BSS、かつての Hughes Space and Communications)、EADSアストリアム、アルカテル・スペースが行っている。 アストラ衛星は全て同じ設計ではなく、例えばアストラ2衛星群のうち、2Aと2Cは BSS 601HPs、2Bは Astrium Eurostar-2000、2Dは BSS 376 である。 打ち上げはフランス領ギアナのクールーからアリアンスペースのアリアンロケットで行うか、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から International Launch Services のプロトンロケットで行う。衛星は楕円の「一時遷移軌道」で打ち上げられ、そこから推進することで、高度約36,000kmの円形の静止軌道に達する。プロトンロケットに4段目の推進ユニットを装備すると、(楕円軌道の近地点で)アリアンロケットよりも数千キロメートル高く衛星を打ち上げることができる。そのため、静止軌道に達するまでの燃料消費が少なくて済み、運用における柔軟性が増す。
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