虚海
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/27 01:31 UTC 版)
八カ国の外側に広がる外洋。物理的には虚海の外側には何も無く、果てしない海が広がっている。過去に虚海の果てを見ようと船を出した者がいたが、帰ってきたものは一人もいないという。芳国と大陸の間に有る海峡は『乾海』、載国と大陸の間にある海峡は『艮海』と呼ばれているが、乾海は船で3昼夜と、あまりにも広いため普段は海峡も虚海と呼ばれる。灰色のどんよりとした海のように見えるが水に色が着いているわけではなく、むしろ恐ろしく澄んでいる。よく荒れ、夜になると深海に住む妖魚が発する光が星のように明滅して見える。妖魚は小さく見えるが実際は艀を飲み込むほどの大きさである。妖魚は嵐の時でもなければ決して浮いてこない。 また虚海には、十二国世界と他の世界(蓬莱や崑崙と呼ばれる世界)との境界線と言う意味もあり、王や麒麟、一部の高位の仙は虚海を渡って蓬莱や崑崙に行くことが出来る。
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