葛原勾当日記とは? わかりやすく解説

葛原勾当日記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 14:47 UTC 版)

葛原勾当」の記事における「葛原勾当日記」の解説

葛原勾当は、文政10年1827年16歳のときから明治15年1882年)に71歳病死するまで、56年間日記をつけていた。はじめ10年間は、稽古日付人名曲名などを代筆書き留めたにすぎないが、天保8年1837年26歳からは自ら考案した木製活字用いて盲目ながら自分の手日記をつけ始めた平仮名数字句点日・月・正・同・申・候・御などの漢字をあわせ、計60数個木活字を作らせ、各活字左右側面に1本から7本まで横線を刻むことで、いろは歌の第何段・第何行のどの字であるかを触って識別できるようにしていた。活字押捺にあたって格子型にくりぬいた用い整然と印字されるよう工夫していた。これらの用具日記は、琴・三味線稽古記録10とともに広島県重要文化財指定されている。葛原日記をつけた期間は56年に及ぶが、厳密な『葛原勾当日記』とは木活字用いた46年分を指す。 葛原勾当日記は、方言俗語交えた口語体で、発音通り記したところが多い。和歌記載多く音楽史国語史の好資料であり、盲人史上特筆値するまた、日記はしばし歯痛記述見え近年19世紀における歯科資料として注目浴びている。

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