木活字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/29 02:42 UTC 版)
嵯峨本の文字体は光悦風で、活字は1文字を基本としながらも、2字・3字・4字といった連続した活字を作り、それらの組み合わせによって刷られた。『伊勢物語』では約2100個の活字が作られ、加えて1度しか使わない活字が全体の16%にも及ぶなど制作に手間がかかった。繰り返し版を重ねるには木版印刷の方が容易であることから、やがて木活字は衰え、日本の印刷の歴史は活字印刷から木版印刷に逆行するような形となった。
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