艦隊の展開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/23 08:58 UTC 版)
清国の艦隊はフランス艦隊を南北から挟み込む形で配置された。北側の8隻(揚武・福星・伏波・建勝・福勝・藝新・永保・琛航)は造船廠を守るためにフランス艦と福州造船廠の間に配置され、南側の3隻(済安・飛雲・振威)はフランス艦隊の下流域の税関ビルの正面に税関ビルの防衛とクールベ艦隊の退路を断つために配置された。 対するクールベは、清国艦隊に対して圧倒的な火力で対面できるように配置した。また彼は、吃水の浅い清国艦が潮汐で揺れて艦尾が露わになりやすくなる満潮時の翌8月23日午後2時を攻撃開始時間に選んだ。このタイミングに決めたもう1つの理由は、もしトリオンファンが閩江を溯上できたとすれば、戦場への到着時間がその頃だったからである。 清国艦隊が陣形を変えないと想定したクールベは、フランスの各艦に午後1:45に戦闘準備を完了し、午後2時頃にクールベの命令で戦闘に入れるよう準備を命じた。
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