航路廃止と会社解散
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 10:26 UTC 版)
「呉・松山フェリー」の記事における「航路廃止と会社解散」の解説
2009年(平成21年)5月8日付愛媛新聞にて航路が廃止されるとの報道がなされた後、同月25日に正式発表され、同年6月末をもって廃止となった。廃止理由については、西瀬戸自動車道(しまなみ海道)の供用による経営悪化に加え、ETCによる特別割引により利用台数が昨年同期の約半分にまで落ち込んでいたことが報道されているほか、高速道路料金についての『場当たり的政策』が招いた結果とするものもあった。一方、在野の研究者からは同割引の影響の大きさを認めつつも、景気悪化や燃料費高騰など他の要因も考えられるため因果関係を特定することは難しいとの指摘もあった。 運航会社の「呉・松山フェリー株式会社」では航路廃止を回避するため便数を半減するなどの対策を講じており、廃止時点での運行回数は1日9便であった。なお、同社は航路廃止後、従業員60名に退職金を支給したのち解散・清算の手続きが行われた。
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