脱共産化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 15:09 UTC 版)
東欧革命によって成立した新国家は、国旗・国歌・国章・国籍マークを一斉に変更した。この時、共産党時代の「鎌と鎚」と「赤い星」は、国旗と国章から全て抹消された。 そして、ソビエト連邦崩壊後(1991年以後)の東ヨーロッパでは、脱共産化の一環として、共産主義とソビエト連邦の標章「鎌と鎚」を禁止する動きも起こっている。1993年以後のハンガリー、2007年以後のエストニア、2008年以後のリトアニア、2009年以後のポーランドがそれぞれ、「鎌と鎚」の使用を法律で禁止している。又、これらの国々では、共産主義の標章以外にも、ナチスドイツの標章である「鉤十字」も禁止している。これは、ナチスドイツとソビエト連邦と共産党一党独裁による圧制が要因になっている。 この他の脱共産化政策として、共産党時代に実施された「政府がエリートを選ったアスリート(ステート・アマ)の育成」が廃止された。この結果、東欧のスポーツ界からは「共産主義の伝令官」という色彩が一掃された。
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