脊椎動物の脳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 23:18 UTC 版)
ヒト科の動物種(絶滅種も含む)の脳容積種類 分類 脳容積(ml) オランウータン ヒト科 411 ゴリラ ヒト亜科 約500 チンパンジー ヒト族 394 アウストラロピテクス・アフリカヌス ヒト亜族 441 ホモ・ハビリス ヒト属 640 ホモ・エルガスター ヒト属 700-1100 ホモ・エレクトス ヒト属 1040 ホモ・ハイデルベルゲンシス ヒト属 1100-1400 ホモ・ネアンデルターレンシス ヒト属 1450 ホモ・サピエンス・サピエンス ヒト属 1350 脊椎動物の系統樹上の比較では、脳全体において大脳の占める割合が新しい世代の生物ほど大きいという大まかな傾向がある。特にヒトの脳は大脳が大きく、しかも大脳皮質が大小の溝(脳溝)によって非常に広い面積をもっている。脳溝と、それに挟まれた脳回の区別がある大脳(有回脳)は、哺乳類の中でも霊長目などのごく一部しかもっていない。このことは、極めてしばしば新しい世代の生物ほど複雑な活動を見せることと結びつけて、大脳皮質が思考の中枢だからと説明される。 哺乳類のうち、霊長目の進化の過程で脳容積が拡大してきた。 ラットの脳 ネコの脳 ヒトの脳
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