電気シナプスとは? わかりやすく解説

電気シナプス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 04:48 UTC 版)

シナプス」の記事における「電気シナプス」の解説

電気シナプスとは、細胞間がイオンなどを通過させる分子接着され細胞間に直接イオン電流流れることによって細胞間のシグナル伝達が行われるシナプスのことを指す。網膜神経細胞間や心筋筋繊維間などで広範に見られる化学シナプスのように方向づけられた伝達できないが、それよりも高速伝達が行われ、多く細胞協調して動作する現象引き起こす。 電気シナプスは無脊椎動物神経系では一般的にみられるが、長らく脊椎動物中枢神経系では見出されておらず、脊椎動物の脳での神経伝達化学シナプスのみによるもの考えられていた。 後になって海馬大脳皮質抑制介在神経細胞樹状突起間や下オリーブ核そして視床などでも発見され伝達遅延問題になる中枢情報重要な伝達手段となっていることが見出された。

※この「電気シナプス」の解説は、「シナプス」の解説の一部です。
「電気シナプス」を含む「シナプス」の記事については、「シナプス」の概要を参照ください。

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