能装束 金紅片身替詩歌文様厚板
主名称: | 能装束 金紅片身替詩歌文様厚板 |
指定番号: | 2638 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 2007.06.08(平成19.06.08) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 1領 |
時代区分: | 江戸 |
年代: | 17世紀後半~18世紀前半 |
検索年代: | |
解説文: | 左右半身ずつを金地、紅地に仕立てた片身替りの意匠構成をとり、『和漢朗詠集』所収の六首を流麗な字形で織り表した能装束厚板である。本厚板は、金と紅の色彩的な対比効果を背景に、散らされた文字も雑然となることなく格調高い雰囲気を生み出している。能装束厚板の意匠として他に類例のない優品である。 ①池氷(凍)東頭風渡解 窓梅北面雪封寒(立春 藤原篤茂) ②としのうちに 春は来にけり 一とせを こそとやいはん ことしとやいはむ (立春 在原元方) ③はる立と いふはかりにや みよしのゝ 山もかすみて けさはみゆらむ (立春 壬生忠岑) ④聲来枕上千年靎(鶴) 影落盃中五老峯(鶴 白居易) ⑤あまつ風 ふけいのうらに いるたつの なとか雲いに かへらさるへき (鶴 藤原清正) ⑥君ならて たれにかみせん むめのはな いろをも香をも しる人そしる (紅梅 紀友則) |
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