職名および職掌(弘化2年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/23 10:21 UTC 版)
「養老館」の記事における「職名および職掌(弘化2年)」の解説
家老(嘉永年間 都教):儒師、生徒の選別、賞罰を全て差配・裁判し、館中の文武の綱紀を統領した。中老(同 準都教):家老に準じた。表用人:典籍の購入から校舎の修繕、筆硯、什器類まで全ての館中の用度品の調達および予算を管理した。大目付(同 監察):館中の規則を取締り、教員、生徒の勤務状態を査察した。教授:学問を隆盛させ、藩の子弟を教導した。助教:藩の子弟を教導し、教授を補佐した。句読(後に司業に改める):「音義詳明ノモノニ仰セ付ケラレル」(同書p510)とあるので、授業等で素読等の読み上げを担ったと思われる。塾長(後に舎長に改める):「蒙生ノ行ヲ督察」(同書p510)とあるので蒙生をどうみるかであるが、不行跡、成績不良の生徒の指導を行ったと思われる(あるいは、年少の初学者を指すと思われる)。計吏(安政年間に取締に改める):教官の指導を受け館中の会計を司った。司記(安政年間に手傳と改める):館中の出入りを記録し、月末に清書の上、教官へ提出した。司客(後に廃止):茶、タバコの世話を行った。
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