職名等級・職階
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 00:53 UTC 版)
海軍の兵の卒名等級は、多岐に渡っていた。制定当時の「海軍卒職名等級表」(明治22年4月29日勅令第58号)によると、1等卒から5等卒に至るまで、水兵、軍楽生、水雷夫、火夫、工夫、木工、鍛冶、看病夫及び厨夫の9種類に分かれていた。 明治23年(1890年)3月14日に、工夫がなくなった(明治23年3月14日勅令第25号)。 明治23年12月27日に、水雷夫がなくなり、水兵の次に信号兵が加えられた(明治23年12月27日勅令第293号)。 明治28年(1895年)9月25日に、火夫が機関兵に、看病夫が看護に、厨夫が主厨に改称された(明治28年9月25日勅令第132号)。 明治36年(1903年)12月5日に、機関兵・木工の順を、木工・機関兵の順に変更し、また、鍛冶を廃して機関兵に統合した(明治36年12月5日勅令第270号)。 明治43年(1910年)6月1日に、信号兵を廃して水兵に統合した(明治43年5月28日勅令第242号)。 大正9年1月15日に新たに「海軍兵職階ニ関スル件」(大正9年1月15日勅令第11号)が制定され、同年4月1日から施行された。そこでは、卒の名称を兵に改めるとともに、兵の名称を共通して「海軍○等○○兵」(1等ないし4等)とし、兵科は水兵、機関科は機関兵、軍楽科は軍楽兵、船匠科は船匠兵、看護科は看護兵、主計科は主計兵と称した。
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