職名・称号としての名誉役員
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 04:20 UTC 版)
「名誉役員」の記事における「職名・称号としての名誉役員」の解説
上述の通り、名誉役員はいわば名誉職たる役員の総称だが、名誉役員そのものが職名として規定されている場合もある。政党の事例では日本共産党が規約で名誉役員を定めている。従来、共産党では規約にて「名誉役員や顧問を置くことができる」と規定し、この規定をもとに名誉役員の具体的な職名として名誉議長や名誉幹部会委員の呼称を運用。名誉議長に元議長の宮本顕治が任命され、党内に大きな影響力を保ってきた。しかし、2000年11月の党大会で規約から顧問の職を除外し、名誉議長と名誉幹部会委員の職名を名誉役員に一本化した。宮本も名誉議長の職を廃され、名誉役員に移行し、このときから党に対する影響力もなくなったとされる。企業の事例では、松下電工などで名誉役員の職名があり、2004年に三重県監査委員に就任した秋月功も松下電工名誉役員であった。財団等の事例としては米国で日本料理店「しんばし」を経営し、米国における和食ブームの先駆けとしても知られる細田婦美子はニューヨークのメトロポリタン歌劇場名誉役員を務めていた。
※この「職名・称号としての名誉役員」の解説は、「名誉役員」の解説の一部です。
「職名・称号としての名誉役員」を含む「名誉役員」の記事については、「名誉役員」の概要を参照ください。
- 職名・称号としての名誉役員のページへのリンク