藤舎推峰 (2代目)とは? わかりやすく解説

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藤舎推峰 (2代目)

(翠(竜馬四重奏) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/21 06:16 UTC 版)

藤舎 推峰
出生名 吉田 よしだ 振也 しんや
別名 竜馬四重奏 すい
生誕 (1979-02-05) 1979年2月5日(46歳)
出身地 日本東京都港区赤坂
学歴 東京芸術大学大学院音楽研究科邦楽囃子専攻(笛)
ジャンル 歌舞伎音楽ほか
職業 笛演奏家
担当楽器 篠笛 能管
レーベル ポニーキャニオン(竜馬四重奏)
事務所 オフィスウォーカー(竜馬四重奏)
公式サイト 竜馬四重奏 OFFICIAL WEB SITE

二代目藤舎 推峰(とうしゃ すいほう、1979年2月5日 - )は、日本歌舞伎音楽・長唄囃子の篠笛能管演奏家。東京都港区出身。東京芸術大学大学院音楽研究科修了。在学中にアカンサス音楽賞ほかを受賞。令和2-3年度文化庁文化交流使。

古典演奏の他谷村新司石井竜也石川智晶川井郁子石川さゆりなどアーティストのライブサポートやCD収録に参加。テレビ番組の音楽やCM、映画音楽のレコーディングに参加。[1][2]

2008年にヴァイオリン、津軽三味線、邦楽打楽器と篠笛のユニット「竜馬四重奏」に参加、結成。メンバー翠(すい)として篠笛を担当。2016年にポニーキャニオンからアルバム『Neo Zipang』を発表し、メジャーデビュー。[3]

人物・経歴

  • 1979年に笛演奏家・中川善雄の次男として、東京都港区赤坂に生まれる。母方の祖父は歌舞伎役者河原崎権十郎(3代目)。幼少期に伯父である初代藤舎推峰(現藤舎名生)に笛の手ほどきを受ける。[1]
  • 2001年ごろ、父中川善雄が教える東京芸術大学への入学を志し、本格的に笛の修行を始める。父親のほか、祖父藤舎秀蓬、伯父藤舎名生にも師事。同時に歌舞伎囃子の小鼓や太鼓等の打物(六世家元藤舎呂船に師事)、長唄三味線(東音伊勢弥生に師事)の修行を始め、2002年に東京芸術大学音楽学部へ入学。在学中に浄観賞、アカンサス音楽賞、同声会新人賞を受賞。在学中より演奏活動を開始。[1][4]
  • 2004年、祖父藤舎秀蓬に許され、二代目藤舎推峰を襲名。[1]
  • 2016年7月27日、竜馬四重奏としてポニーキャニオンからアルバム「Neo Zipang」をリリース。アルバム曲中、2曲の作曲を担当。[3]

主な出演

  • 2017年、7月『国宝松江城 中村勘九郎中村七之助 特別歌舞伎公演』出演。「俄獅子」「阿国歌舞伎」出演のほか、笛と締太鼓による「一調一管」を演奏。
  • 2017年、10月17日 千代田区紀尾井町、紀尾井ホール小ホールに於いて、初のホールリサイタルを開催。平成29年度(第72回)文化庁芸術祭参加公演。
  • 2018年6月29日放送 NHK『にっぽんの芸能』「多彩なる笛の世界」出演。スタジオトーク、長唄「助六」の演奏。
  • 2018年9月8日、『JAL音舞台シリーズ』『東大寺音舞台』に出演、同10月8日毎日放送ほかTBS系列にて全国放送。
  • 2020年、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』第8話「同盟のゆくえ」演奏出演[8]
  • 2020年7月、歌舞伎俳優中村壱太郎総合演出による配信公演『ART歌舞伎  花のこゝろ[1] 』(中村壱太郎、尾上右近ほか出演)に演奏家として出演。
  • 2021年、NHK大河ドラマ『青天を衝け』獅子舞シーン楽曲監修および子役演奏指導、演奏出演。
  • 2022年、令和2-3年度文化庁文化交流使としてエジプト、ハンガリー、ドイツ向け配信映像を企画制作し、出演する。各国の日本大使館サイトより配信。
  • 2023年7月、ゲーム作品『刀剣乱舞』を題材とした新作歌舞伎公演『月刀剣縁桐』[2](新橋演舞場)に箏曲家中井智弥率いる邦楽アンサンブルチームとして演奏参加。
  • 2023年、ヴァイオリニスト川井郁子企画による和洋混合オーケストラ『オーケストラ響』[3]篠笛・能管奏者としてアルバムに参加、3月21日大阪シンフォニーホール発売記念コンサート、4月9日ブルーノート東京、9月9日のNYCリンカーンセンター公演ほか国内凱旋ツアーに参加。
  • 2025年日本国際博覧会 開会式 パフォーマンスプログラム「祭り」の邦楽監修、演奏参加。

脚注

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