置き換え・現状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/11 10:09 UTC 版)
「ハーグ市電GTL-8形電車」の記事における「置き換え・現状」の解説
1993年のPCCカー引退以降、GTL-8形はハーグ市電の主力車両として長年に渡って使用されていたが、床上高さ862 mmの高床式であった事からバリアフリーに難があり、サイリスタチョッパ制御装置や旧式の電動機、台車を修理するための部品確保も課題となっていた。そのため、HTMはこれらの車両に代わる新型車両として2011年11月18日にシーメンスが手掛ける超低床電車ブランドであるアヴェニオを導入する事を決定した。そして2014年から製造が始まり、翌2015年から営業運転を開始した事で、同年からGTL-8形のうち"Project LVO"の対象から外れた車両の廃車が始まった。2016年にはトップナンバーである3001が廃車となり、更に翌2017年以降は"Project LVO"の対象車両の廃車も実施されている。 2019年現在も2次車を含む多数の車両が、GTL-8形より車体幅が広く重量も重いアヴェニオの走行が困難な区間を中心に4本の系統で営業運転に使用されているが、これらについても停留所の改装や橋梁の交換など路線の改良工事を行った上で2024年までに完全に置き換えられる予定である。 また、2019年に実施されたHTMの検査によって、GTL-8形の塗装やPCCカー由来の部品に鉛や六価クロムなど強い毒性を持つ重金属が含まれている事が報告されている。
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