縁談関係者(益田)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 09:32 UTC 版)
宇津木 実菜(うつぎ みな) 一人目の縁談相手。榎木津の上官でもあった海軍大佐で宇津木海運前社長の娘。母は15歳の時に、父は2年前に亡くなって居るが、父から相続した遺産や親類達の庇護もあり経済的には余裕があった。前向きで自立心が強く真面目な性格で、陶磁器蒐めの趣味を活かして輸入食器の店舗を出そうと計画していた。縁談中に突然失踪し、破談となる。その後の境遇は後述。 福山 幸子(ふくやま さちこ) 二人目の縁談相手。突然縁談を断り、その後は勤めていた父親の会社も休職して、家に引きこもっている。 来宮 秀美(きのみや ひでみ) 三人目の縁談相手。突然縁談を断り、その後は家に引きこもっている。妹は小百合。23歳。 見た目は清楚で近所の評判も頗る良く、実家は旧華族の男爵と家柄も申し分なく、製紙会社を興して羽振りも良い。趣味は乗馬。乗馬倶楽部で怪しい男に付け回されていたという目撃情報がある。 今出川 欣一(いまでがわ きんいち) 榎木津礼二郎の母方の従兄。会計士。 礼二郎に縁談を勧めていたが、立て続けに中止になるため、来宮小百合の死亡事件を知って自分が縁談を勧めたせいで奇禍にあったのではないかと気に病んで、「何か邪悪な陰謀があるかもしれない」と相手の身辺調査を益田に依頼する。 なお、2007年の実写映画版『魍魎の匣』に映画会社の社長という設定で登場している。 神崎 宏美(かんざき ひろみ) 戦前榎木津と交際していたという女性。性格の所為で女性との関係が続かない榎木津と唯一長く交際していたのだが、榎木津の出征に伴い離ればなれになる。
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