緑樹殿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/15 09:06 UTC 版)
ティタニア・ディアナ・アーベルク 妖精界の王妃。風の最高精霊。 妖精族。妖精界出身。上級文官資格を持つ。 金髪碧眼、美白で細身の長身。普段は王妃にふさわしい威厳と気品を漂わせる、大変美しい貴婦人である。物腰は穏やか、かつ丁寧だが極端に興奮すると女王様口調になる。夫の妖精王オベロンとの間に、3男5女をもうけているが、まだ誰も王位継承権を得ていない。イツミとは親友で、優秀なミリィが大のお気に入り。ミリィを妖精王妃継承者に推薦し、継承権第8位(実質第1位)を与えた。 ミリィを見かけると、自称「おばちゃん」(実際、ミリィは夫の兄の娘なので“叔母”には違いない)になり、周りが見えなくなったあげく、緑樹殿へ「お持ち帰り」しようとする。 お茶が大好きで、ミリィたちを招いてはお茶会を開くのが楽しみ。ミリィの前では時間を忘れてしまい、よく侍従に引きずられて退場する。 以前、武力ではなく外交と交渉を駆使して戦争を「起こさない」ための戦いを任務とする妖精界近衛軍情報局第一情報部に所属していた。 フローラ・マッブ・アーベルク 妖精界第1王女。大地の上級精霊。 妖精族。妖精界出身。初級文官資格を持つ。ミリィにそっくり。わずかにつり目なのが、ミリィと見分けるコツ(父親が一卵性双生児であるため、血縁的には従姉妹、遺伝的には異母姉妹といえる)。 自分の影姫であるミリィとは、大の仲よし。ミントグリーンが好きで、ドレスも多くが緑系。 病弱で、いつも「こほっ……」と咳をしている。しばしば倒れる。重度の潔癖症で浮気、隠し子、不倫などの言葉に過剰反応を示す。 妖精省天象運行監視室に所属するが、病弱のため緑樹殿内に別室をつくり、そこで勤務している。ほとんど外出できないため、文官試験も妖精界で行われる24年に1回しか受けられない。中級文官試験に挑んだものの、前日までの無理がたたり、途中で倒れてしまい不合格に終わった。 銃器マニア。病弱で体力も弱いはずだが、ドレスの中には多数の銃砲類が隠されていて、気に入らないことがあると遠慮なく撃ちまくる(兵器としての威力はない、ジョークグッズのようなものである)。
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