緑地・庭園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/21 05:16 UTC 版)
チャーク城は、面積 480エーカー (190ヘクタール) の広大な敷地内にあり、その18世紀に造園された緑地公園にある 5.5エーカー (2.2ヘクタール) の庭園が知られ、刈り込まれたイチイ (yew) の垣根、草木の植栽、ロックガーデン(石庭)、それにテラスがある。 周囲の緑地帯は、当初14世紀にディアパーク(deer park〈シカ園地〉)として配置された。17世紀初頭からは城に隣接して、おそらく東側に、公式庭園(フォーマルガーデン)と家庭菜園(キッチンガーデン)双方があった。 チャーク城の錬鉄製の門は、1712年、第3代准男爵トマス・ミドルトン(英語版)の依頼によりバーシャム(英語版)の鍛冶職人であったデイヴィス兄弟(英語版)が製作し、1719年に完成した。1770年(-1771年)と1888年に移動した後、何度か改修されているこの精緻な城門もイギリス指定建造物1級 (Grade I) に登録されている(1966年1月4日指定)。門の傍らにある平屋で半木骨造のスゥイン・ア・キル・ロッジ (Llwyn-y-cil Lodge) は1888年に建てられたもので、同じく指定建造物2級 (Grade II) である(1998年7月29日指定)。また、この一帯は、チャーク城と緑地公園(英語: Chirk Castle and Parkland、ウェールズ語: Castell y Waun a’i Barcdir)として、学術研究上重要地域(英語版) (Site of Special Scientific Interest; SSSI) に指定されている。 緑地からの遠景 チャーク城付近 中庭と小塔(タレット)の時計
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