緑の書斎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:17 UTC 版)
カトリーヌ・ド・メディシスの書斎。彼女は夫のアンリ2世の死去に伴い、王国の摂政となった。彼女はこの部屋からフランスを支配した。 16世紀の天井はオリジナルの状態で残っており、絡み合った2つのCを見ることができる。「ウマノスズクサ」として知られる16世紀のブリュッセルのゴブランはゴシックとルネサンスの様式で、元の緑色が青に変色しており、アメリカ大陸の発見に影響を受けて、ペルーの銀のキジ、パイナップル、ザクロなど、それまでヨーロッパでは知られていなかった動物や野菜を題材としている。ドアの傍には、16世紀のイタリア製キャビネットがある。 壁の絵画コレクションのうち、主なものは以下のとおりである。 ティントレット……「シバの女王」と「ドージェの肖像」 ヤーコブ・ヨルダーンス……「象牙色のムシトリナデシコ」 ゴルシウス……「サムソンとライオン」 ジャン・ジュブネ……「商人を寺院から追い払うイエス」 シュプランガー……金属の上に描かれた寓話的場面 ヴェロネーゼ……女性頭部の習作 プッサン……「エジプトへの飛翔」 アンソニー・ヴァン・ダイク……「子供と果物」
※この「緑の書斎」の解説は、「シュノンソー城」の解説の一部です。
「緑の書斎」を含む「シュノンソー城」の記事については、「シュノンソー城」の概要を参照ください。
- 緑の書斎のページへのリンク