経口補液療法とは? わかりやすく解説

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経口補液療法

【英】:Oral Rehydration Therapy

経口補液療法とは、下痢症により引き起こされる脱水治療する手段である。
歴史1940年代までさかのぼり大量水様性下痢により急速に脱水陥るコレラ対す治療として最初に用いられた。途上国では、病院設備が十分でなかったり医薬品入手できないという事情により経静脈輸液治療実施できない場合は多い。
さらには手技未熟さ経験不足のため、急速な輸液による心不全静脈ルートからの感染など経静脈輸液に伴うリスク大きい。このような現場で多くの子どもたちを救ってきたのは、糖分塩分一定の割合で溶かした経口的に補給される溶液であった1975年にはWHOとUNICEF統一した組成の経口補液療法用の糖塩分溶液Oral Rehydration Salts, Oral Rehydration Solution, ORS)を奨励するようになったその後病態応じたナトリウム濃度など組成成分調整穀物ベースとしたORT栄養価吸湿性についても継続して検討されている。また、ORT下痢症治療であるとともに飲食」という日常の生活にきわめて密着しているということ忘れてならない
住民たちに浸透し普及するためには、現地における受容性食生活離乳食習慣配慮し文化人類学的な側面検討する必要がある




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