紅更紗【ベニサラサ】(食用作物)
登録番号 | 第11848号 | |
登録年月日 | 2004年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | 紅更紗 よみ:ベニサラサ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 新潟県 | |
品種登録者の住所 | 新潟県新潟市新光町4番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 阿部聖一、石崎和彦、重山博信、小林和幸、松井崇晃、星豊一、東聡志、川上修、竹内睦、大源正明、長澤裕滋、平尾賢一、樋口恭子、東澄子 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「新潟糯31号(後の「わたぼうし」)」と「篠ノ井」の雑種第1代に「新潟糯31号(後の「わたぼうし」)」と「東北144号(後の「はぎのかおり」)」の雑種第1代を交配して育成された固定品種であり、育成地(新潟県長岡市)における成熟期は早生の晩、玄米粒色が赤褐の水稲、粳種である。草型は中間、稈長及び稈の細太は中、剛柔はやや柔、葉身毛茸の有無と多少及び止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや短、穂数、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は赤黄-橙、ふ先色は淡赤、護穎の色は淡黄、フェノール反応は有である。芒の有無と多少は無である。玄米の形は中、大小はやや大、粒色は赤褐(斑)、色沢は濃、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢は良である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期は早生の早、成熟期は早生の晩、穂揃日数は短、穂発芽性はやや易、耐倒伏性は強、脱粒性は中、収量はやや少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i、穂いもちほ場抵抗性はやや弱、葉いもちほ場抵抗性は中、蛋白質含量はやや低である。 「ゆきの精」と比較して、ふ先色が淡赤であること、玄米の粒色が赤褐(斑)であること等で、「わせじまん」と比較して、ふ先色が淡赤であること、玄米の粒色が赤褐(斑)であること、成熟期が晩いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に新潟県農業試験場(現新潟県農業総合研究所作物研究センター、長岡市)において、「新潟糯31号(後の「わたぼうし」)」と「篠ノ井」の雑種第1代に「新潟糯31号(後の「わたぼうし)」と「東北144号(後の「はぎのかおり」)」の雑種第1代を交配し、5年に雑種第2代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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