粟野駅とは? わかりやすく解説

粟野駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/16 08:03 UTC 版)

粟野駅
駅舎(2006年9月)
あわの
Awano
西敦賀 (4.4 km)
(5.0 km) 東美浜
所在地 福井県敦賀市野坂
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 小浜線
キロ程 7.7 km(敦賀起点)
電報略号 アノ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
108人/日
-2023年-
開業年月日 1917年大正6年)12月15日[1][2][3]
備考 無人駅
テンプレートを表示

粟野駅(あわのえき)は、福井県敦賀市野坂にある[3]西日本旅客鉄道(JR西日本)小浜線である。

歴史

駅構造

2番線へ進入する113系電車
(2006年9月)

島式ホーム1面2線[3][11]を有する地上駅である[2]。ホームへは構内踏切を渡る[3]

かつては鉱山への支線があり[3]大日本帝国陸軍省(現在跡地は国立病院機構および団地)が所在していたため、当駅から出征するなど栄えたが[要出典]、利用者の減少により無人駅になった(現在の管理は金沢支社[3]1917年からほとんどそのままの状態の駅舎があったが、直流電化に伴って新築され、敦賀市が交流施設を併設している[要出典]。また隣接して変電所が設置された。配線が一線スルーでないため、入出線の際は50km/hの制限を受ける。ホームの南側には留置線があり、ホームと駅舎間はスロープが設置されている[3]トイレは駅舎内に設けられている。

のりば

のりば 路線 方向 行先
1 小浜線 下り 敦賀方面
2 上り 小浜東舞鶴方面

利用状況

JR西日本の移動等円滑化取組報告書によると、2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は108人である[12]

「福井県統計年鑑[13]」によれば、近年の1日平均乗車人員は以下の通り。

年度 1日平均
乗車人員
1997年 67
1998年 71
1999年 56
2000年 46
2001年 48
2002年 51
2003年 47
2004年 44
2005年 39
2006年 43
2007年 49
2008年 51
2009年 53
2010年 48
2011年 44
2012年 50
2013年 68
2014年 73
2015年 70
2016年 66
2017年 61
2018年 76
2019年 74
2020年 63
2021年 55

駅周辺

国立病院機構敦賀医療センター

高台の上にあり、駅前から福井県道143号線が延びる。この福井県道は井の口川に沿うように延びており、国立病院(国立病院機構敦賀医療センター)の前を経て国立病院交差点に至る。この交差点付近には金山体育館や桜ケ丘団地があるが、ともに駅からはやや離れている。なお、国道27号金山バイパス)は同交差点から更に北へ離れた所を通っている。

ちなみに、駅付近には「ふるさと夢街道」という広域農道が通っており、関地区から福井県立敦賀工業高等学校間のバイパス道路として機能している。なお、敦賀市コミュニティバスの「野坂」停留所はこの道路沿いに設けられている。

隣の駅

西日本旅客鉄道(JR西日本)
小浜線
西敦賀駅 - 粟野駅 - 東美浜駅

脚注

注釈

  1. ^ 若狭珪石鉱山の珪石搬出用の専用線が存在していた。実際には東美浜駅西側から分岐していたが、当駅分岐扱いとなっていた。専用線が敷設された当時は、東美浜駅が開業していなかったためである[7]

出典

  1. ^ a b c d e 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、146頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ a b c 川島 2010, p. 67.
  3. ^ a b c d e f g h 朝日 2012, p. 25.
  4. ^ 「日本国有鉄道公示第426号」『官報』1973年3月15日。 
  5. ^ a b 鉄道公報」『』日本国有鉄道総裁室文書課、1973年3月15日、2面。
  6. ^ 「小浜線の“営近”実施」『交通新聞』交通協力会、1973年3月16日、1面。
  7. ^ 『新わかさ探訪』(第2版2刷)関西電力原子力事業本部地域再生本部広報グループ、2008年1月31日、36-37頁。 ISBN 978-4-9904008-0-4 
  8. ^ 越前若狭探訪 No.88 若狭珪石鉱山 美浜町”. 越前若狭のふれあい. 関西電力. 2012年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月22日閲覧。
  9. ^ 「改築で取り壊しのJR粟野駅舎 敦賀 80年の歴史語る 資料、作文募集 市が記録集作製へ」『福井新聞』福井新聞社、2003年12月27日、朝刊、20面。
  10. ^ 「敦賀市が粟野駅の記録集作成 老朽化で3月に建て替えのJR小浜線」『読売新聞読売新聞大阪本社、2004年6月27日、朝刊、26面。
  11. ^ 川島 2010, p. 39.
  12. ^ 移動等円滑化取組報告書(鉄道駅)(令和5年度)”. 西日本旅客鉄道. 2025年3月15日閲覧。
  13. ^ 福井県統計年鑑

参考文献

  • 川島令三『【図説】日本の鉄道 中部ライン 全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。 ISBN 978-4-06-270065-8 
  • 『週刊JR全駅・全車両基地 06 山陰本線①(京都~福部) 小浜線 舞鶴線』朝日新聞出版、2012年9月16日。 

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「粟野駅」の関連用語

粟野駅のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



粟野駅のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの粟野駅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS