箱訴の吟味開始と郡上の情勢とは? わかりやすく解説

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箱訴の吟味開始と郡上の情勢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 16:44 UTC 版)

郡上一揆」の記事における「箱訴の吟味開始と郡上の情勢」の解説

宝暦8年4月11日1758年5月17日)に行われた2度目箱訴受理されたことによって、改め郡上一揆についての吟味開始された。吟味宝暦8年1758年)の4月末から6月にかけて、まず6名の箱訴人を奉行所呼び出し訴状内容等について確認する方式進められ吟味内容吟味書にまとめられた。 箱訴受理され吟味開始されたものの、一揆勢は資金不足悩んでいた。これまで一揆勢は多く資金分担して集めていたが、前年宝暦7年1757年)は凶作であり、しかも一揆影響もあって収穫減り多く農民困窮したため、集めた資金一部貸し出していた。しかし長引くばかりの江戸で裁判多く費用がかかり、宝暦8年1758年5月段階資金がほぼ底をついた。また江戸で裁判再開という事態の中、郡上江戸との連絡調整を担う関寄合所人員不足していた。資金調達思うように捗らず、裁判抱えた江戸一揆勢の資金不足は更に深刻化したため、やむなく困窮していた農民貸し出した金の取り立てを行うことにしたが、明方筋、下川筋からは入用金の取り立て厳しいとの声が挙がったこのような情勢下、郡上郡内では一揆勢に対する不満が高まり、明方筋の下津原立村から脱落しとなるなど、一揆勢からの脱落見られるようになった一揆始まってから既に4年近く駕籠訴からも2年以上が経過していたが、事態進展見えない中、評定所での本格的な吟味開始直前には資金人材不足そして一揆勢からの離脱見られるなど、一揆勢は困難に直面していた。

※この「箱訴の吟味開始と郡上の情勢」の解説は、「郡上一揆」の解説の一部です。
「箱訴の吟味開始と郡上の情勢」を含む「郡上一揆」の記事については、「郡上一揆」の概要を参照ください。

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