箱師とは? わかりやすく解説

はこ‐し【箱師】

読み方:はこし

列車・バスの中を専門とする、すり。


箱師

読み方:はこし

  1. 汽車電車乗ってスリを働くもの。汽車専門にするものを特に「長箱師」という。「スリ」と異って香具師では、汽車汽船等の乗物乗り込んで客の中にならんでしかも客にばけた、かれらの仲間さくらと主になるものとの巧な談話により、ついに周囲の客に購買心をおこさせて品物商うものをいう

箱師

読み方:はこし

  1. 掏摸一種専ら汽車電車内等にて、金銭物品其他を掏取るもの。
  2. 汽車内にて稼ぐ掏児をいふ。
  3. 凾乗又は凾使ひともいふ。凾師にも凾師と長凾師の二種あつて、電車鉄道馬車を凾師、汽車で稼ぐ奴を長凾師といふ。長凾師は往年菓子その他を乗客にすすめ、魔酔を用ゐたれど現今では流行らない。彼等原則は、客の油断乗ずること、客を油断させること、客の注意転化せしめることで、「ああ、もしもし、何か落ちましたよ。」と上の網棚目をやる。すると、その客は、先づ第一番に金の入れてある場所(懐中)をピタリと押へる。そこで泥棒は「ハハア、こ奴は懐ろに入れてゐるな」と看破するといふ。長凾師の策略極めて奇智縦横である。
  4. 電車汽車の内で掏摸を稼ぐ徒輩をいふ。長函師の略語。〔犯罪語〕
  5. 汽車電車等の乗物利用するものを「箱師」といひ、特に汽車専門のものを「長箱師」といふ。「地使に対して之を「箱使ひ」といひ、又「箱乗」とも云ふ。
  6. 列車中に乗り込んで常習的に行ふ掏摸のこと。〔刑事
  7. 汽車、船などの乗物で働くスリ。(汽車専門を「長箱師」といふ)
  8. 電車汽車の内で掏摸を稼ぐ徒輩をいふ。長凾師の略。
  9. 〔隠〕電車汽車の中で掏摸を稼ぐ徒輩をいふ。
  10. 常習的に列車乗り込んでゐる掏摸のことをいふ。又箱乗りともいふ。
  11. 汽車電車等を稼ぎ場とする掏摸のこと。汽車専門区別名を「長箱師」といふ。
  12. 汽車電車内に於ける掏摸大阪三島大口岸和田 掏摸仲間
  13. 〔犯〕電車汽車の中で掏摸を働く者のこと、長箱師同義
  14. 電車汽車バス内のすり、ながばこしともいう。〔一般犯罪
  15. 汽車電車内専門スリ。〔掏摸
  16. 列車電車乗物専門のすり(掏摸)。箱型乗物を「はこ」と略し、箱専門仕事盗み)師の意。〔す〕

分類 す/犯罪刑事掏摸掏摸犯罪者掏摸仲間東京犯罪犯罪者犯罪


箱師

読み方:はこし

  1. スリ場合とはちがう。汽車汽船など乗り物中に入り、客とならんで、しかも、客に化けた、かれらの仲間さくらと、主になる者との巧み談話により、ついに周囲の客に購買心をおこさせて、品物商うヤシである。はこばいともいう。之も、大てい、インチキ物が多い。〔香具師不良

分類 香具師不良

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箱師

出典:『Wiktionary』 (2010/11/20 22:46 UTC 版)

名詞

(はこし)

  1. 俗語列車のような乗り物の中を専門として犯行をする、すり。

関連語

  • すり


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