第8期第4次政治局会議(対外公開されず)
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「朝鮮労働党第8期中央委員会」の記事における「第8期第4次政治局会議(対外公開されず)」の解説
第8期第4次政治局会議は2021年10月31日に党中央委員会本部庁舎で開催されたものの、対外的に公開はされていない。 なお、この政治局会議に金正恩は出席しておらず、白頭山の東南に位置する三池淵の専用別荘で治療を兼ねて療養していたとされ、実妹の金与正が「本部党責任秘書(書記)」の肩書で司会を務め、以下の2項目を議題とした。 党の総路線である三大革命をより一層高めるための党中央の決定と課題 組織問題について この会議では、かつて金正日が金日成の後継者として権力を掌握する過程で打ち出した「『思想・文化・技術』の『三大革命』」を社会主義建設の総路線としてリメイクし、金与正が三大革命を指揮すること、金与正が総書記である金正恩に代わって政治局会議を主宰できる『金正恩の代理人』たることを誇示することが目的だったとされている。 実際、この会議では11月に第5次三大革命先駆者大会を開催することが決定され、この大会に関する朝鮮中央通信の報道には「金正恩の名前が報じられず、党中央(金与正)の意図でこの会議を開くと言及し、その目的を明らかにした」としている。
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