第526話 軍隊を持たぬ国 / 2012年9月
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:32 UTC 版)
「ゴルゴ13のエピソード一覧」の記事における「第526話 軍隊を持たぬ国 / 2012年9月」の解説
アイスランドは独立時の協定で、独立以来軍隊を持つことがなかった。冷戦時は米軍が基地を置いていたが、2006年に米軍は撤退し、これでアイスランドは外敵に対して無防備状態になってしまう。中国の不動産王の陸がこれに目をつけ、中国共産党の意向も汲み、アイスランドに大規模な地上げを仕掛ける。アイスランドの0.3%の土地を買収し、ここに世界最大のテーマパークを建設する、と宣言する。しかし、これは表向きで、買収後には多数の中国人を移住させるとともに、中国の通貨や習慣も持ち込むことで、実質的な植民地化を目論んでいたのである。事態を察知したアイスランド内務省はこの買収を不許可とするが、陸は引き下がらない。今度はアルミ精錬工場の買収を試み、買収した工場と土地を橋頭堡に、移住計画を推し進めよう、というのである。そうして、緊張感が高まったところで、アイスランド首相から面会の場が設定される。しかし、これは罠であり、陸は結局、事故死に見せかけてゴルゴに暗殺され、中国の野望は潰える。アイスランドでは、もし他国からの侵略を受けた場合は国としてゴルゴを起用する、という秘密協定が政党間で口頭で交わされており、これが発動されたのであった。
※この「第526話 軍隊を持たぬ国 / 2012年9月」の解説は、「ゴルゴ13のエピソード一覧」の解説の一部です。
「第526話 軍隊を持たぬ国 / 2012年9月」を含む「ゴルゴ13のエピソード一覧」の記事については、「ゴルゴ13のエピソード一覧」の概要を参照ください。
- 第526話 軍隊を持たぬ国 / 2012年9月のページへのリンク