第3期黄金時代(ケーシー・ステンゲル監督)
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「ニューヨーク・ヤンキース」の記事における「第3期黄金時代(ケーシー・ステンゲル監督)」の解説
ヤンキースは、1947年にマッカーシーの後任にバッキー・ハリスを選び、戦後初のリーグ優勝とワールドシリーズを制覇したが、翌年3位に転落するとわずか2年でハリスを解任して、それまでドジャースとブレーブスで9年間監督を務め一度も勝ち越したシーズンが無いケーシー・ステンゲルを後任に据えた。その最初のシーズンの1949年は主砲ディマジオの右足故障で開幕から長期欠場で大幅戦力ダウンを余儀なくされたが、しかしこのケーシー・ステンゲル監督の下で、マッカーシー時代のチームを凌駕する成績を収めることになった。ステンゲル監督は、就任直後の5年間1949年から1953年にかけて強力打線で空前絶後のワールドシリーズ5連覇を達成し、以降1960年までの通算12年間でリーグ優勝10回、ワールドシリーズ優勝7回の成績であった。主力選手は、捕手のヨギ・ベラ、外野手のミッキー・マントル、投手のホワイティ・フォードであったが、マッカーシー時代の有名選手を取り揃えたチームとは異なって、1950年代のヤンキースの成功はステンゲル監督の十人並みの選手の能力を最大限に引き出す巧みな選手起用法に負うところが大きかった。
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