第20師団主力の戦闘とは? わかりやすく解説

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第20師団主力の戦闘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/13 06:37 UTC 版)

フィンシュハーフェンの戦い」の記事における「第20師団主力の戦闘」の解説

10月11日第20師団長の片桐茂中将率い歩兵第79連隊ほか第20師団主力(1個連隊欠)は、険しい山道を踏破してサッテルベルク高地到着した主力部隊陸上から侵攻する一方歩兵第79連隊第3大隊一部杉野挺身隊184名を海上機動して逆上陸させる総攻撃作戦立案された。ところが、総攻撃前の15日日本軍将校落とした荷物から師団作戦命令書が連合軍回収され奇襲のはずの逆上陸は予知されしまっていた。 主力部隊前進開始したものの道に迷ってしまい、17日総攻撃開始に間に合わなくなってしまった。杉野挺身隊は、3隻の大発使って連合軍背後スカーレット海岸への逆上作戦予定通り決行した。1隻は途中ではぐれ、2隻が17日午前1時30分にスカーレット海岸上陸した逆上陸を予知していたオーストラリア軍部隊海岸待ち伏せをしており、多数曳光弾上陸直後杉野挺身隊襲った第20師団主力戦闘発生に気がついたが、道に迷っていたために挺身隊見殺しにせざるを得なかった。挺身隊兵員184名中72名が戦死杉野中尉以下18名が重傷負い生還したのは僅かに7名のみだった。 第20師団主力18日から総攻撃開始したが、ジャングル仕掛けられていたマイクによって行動探知され、猛砲撃受けて大損となった。そのうえ、同日午後に入ると陸空両方からの攻撃受けて後退余儀なくされた。第20師団フィンシュハーフェン急行する際に火砲大半残置していたため、各砲兵中隊山砲1門程度しか持っておらず、有効な火力支援を得ることができなかっただけでなく、補給不十分な状況では攻勢継続することができない状況だった。その後連合軍追撃受けたため、遂に10月24日には総攻撃中止決心した

※この「第20師団主力の戦闘」の解説は、「フィンシュハーフェンの戦い」の解説の一部です。
「第20師団主力の戦闘」を含む「フィンシュハーフェンの戦い」の記事については、「フィンシュハーフェンの戦い」の概要を参照ください。

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