第2世代(1993年-1998年)E36
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「BMW・M3」の記事における「第2世代(1993年-1998年)E36」の解説
初代の生産が終了した1990年以降、M3はラインナップから消えていたが、新たにE36をベースとするM3が1992年に発表される。初代とは異なり、S50B30型 3.0L直列6気筒エンジンを搭載した。当初は2ドアクーペのみの設定であったが、1994年より4ドアセダン(Limousine)とカブリオレが追加される。4ドアモデルは1995年から1998年までベースモデルのフルモデルチェンジに伴う生産休止をしていたM5サルーンの代替モデルとしての役割も与えられていた。 先代では派手なエアロパーツを身に纏い、一目で「M3」とわかるルックスを持っていたのと対照的に、E36型M3の外装は極めておとなしいものであり、一見するとノーマルの3シリーズクーペと見分けがつかないほどである(これを逆手に取り、BMWジャパンで販売された最終型の3シリーズクーペは全車にM3と共通のエアロパーツを装着し販売していた)。 1995年、クーペとセダンがマイナーチェンジ。新たに3.2LのS50B32型直列6気筒エンジンを搭載し、100PS/Lを超える321PSを達成。トランスミッションも6速となる。同時に前後のウインカーレンズがホワイト化された。なお、カブリオレは1996年に3.2L化される。 1997年、トランスミッションに6速SMG(セミAT)を追加。SMGはBMWがF1で培った技術をフィードバックしたトランスミッション。市販車種への搭載はM3Cが初めてであり、故障が頻発した。 1998年、生産終了。
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