第四権力とは? わかりやすく解説

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だいよん‐けんりょく【第四権力】

読み方:だいよんけんりょく

ジャーナリズムのこと。国家三権である立法司法・行政に次ぐ影響力をもつことから。→第四階級2


第四の権力

(第四権力 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/02 11:45 UTC 版)

イギリス下院では傍聴席(左上)がジャーナリストのために確保されている

第四の権力(だいよんのけんりょく、: Fourth Estate)とは、マスコミュニケーション行政立法司法の三つの権力になぞらえて呼んだ通称

起源

第四の権力の語源は第四階級 (Fourth Estate)であるとされており、国王(または聖職者)・貴族市民ブルジョアジー)の三身分に次ぐ社会的勢力のを指す意味であった。第四階級の語は、のちプロレタリアート(無産階級)を指す別の意味の言葉にもなった。マスメディアを第四階級となぞらえたのはイギリスの思想家で政治家のエドマンド・バークが最初とされる[1][2][3]

バークは嘗ていった、議会には三階級がある、だが彼処の記者席にはこれらを併せたものよりも遙かに重要な第四階級が陣どっている。[4]
トーマス・カーライル著 老田三郎訳『英雄崇拝論英語版岩波書店(1949)

その他の第四の権力

マスコミュニケーション以外に第四の権力として以下がある

出典

  1. ^ 新聞学全書 上:新聞学及良記者要求』大日本新聞学会、1919年、2頁https://dl.ndl.go.jp/pid/957446 
  2. ^ 第四階級(読み)ダイヨンカイキュウ”. コトバンク. 2025年8月1日閲覧。
  3. ^ マスメディアによる著名人のプライバシー報道』蘇俊斌、1999年https://dl.ndl.go.jp/pid/3164621 
  4. ^ カーライル 著, 老田三郎 訳『英雄崇拝論』岩波書店、236頁https://dl.ndl.go.jp/pid/1157686 
  5. ^ 田上穣治『行政法 上巻 (法律学全書 ; 第2-3)』三笠書房、1939年https://dl.ndl.go.jp/pid/1271653 
  6. ^ 宮沢俊義『固有事務と委任事務の理論 (公法叢書 ; 1)』有斐閣、1943年https://dl.ndl.go.jp/pid/1275994 

関連項目




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