第一回開催
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:16 UTC 版)
板橋競馬の第一回は1908年 (明治41年) 3月28日・29日、4月4日・5日に行われた。いずれも土曜・日曜である。4日間とも1日あたり11レースが行われている。競馬は内国産馬と豪州産馬では力が違う為、内国産馬限定レースと豪州産馬限定レースを分けて行われている。天候は2日目の曇天以外は雨で一帯の地盤は粘土質の為、競馬場の内外が泥濘膝を没するという状態となり観客も泥にまみれ、馬も泥濘に足を取られ落馬が続出したという。交通の足となる人力車も高額な料金を吹っ掛けたが、車夫がいうには雨中このすべりやすい泥濘の中を車を引いて走るのは命がけなので危険手当もあるとのことで、これを報じる競馬雑誌も一理あると書いている。 記念すべき初日の第1レースは内国産抽籤馬未勝利馬戦で5頭立て、距離は3/4マイル1着賞金は400円、2着賞金100円で行われた。勝ち馬は6歳牡馬のコクブ号、タイムは1分35秒4。 第2レースは豪州産馬のレースで6頭立て距離は3/4マイル、1着賞金は500円、2着賞金125円、3着賞金は75円。勝利した長齢牝馬のカウンテス号のタイムは1分27秒2。 第3レースは内国産馬12頭立て、3/4マイル、1着賞金は600円、2着賞金150円、3着賞金は75円。勝利した6歳牡馬のホクモン号のタイムは1分33秒。 という具合に行われ、内国産馬のレースと豪州産馬のレースが交互に行われ、距離も1マイルや1.5マイルなどさまざまである。
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